「パンチ力がないと言われた」
「パンチ力がある人がうらやましい」
「相手を倒して試合に勝ちたい」
パンチ力を上げたくてひたすらサンドバッグを殴ったり、がむしゃらに筋トレしてませんか?
強いパンチを打つには正しい知識と反復練習が必要です。
元プロボクサーで少林寺拳法初段の僕が「強いパンチを打つポイント6つ」を解説します。
「パンチ力を上げたい」「強いパンチが打てるようになりたい」と思っている人はこれから教える6つのポイントを意識して練習してください。
これらを意識して練習するのと、ただ漫然と練習するのとでは同じ1時間の練習でも雲泥の差が出ます。
その差が1ヶ月、2ヶ月と経つにつれ大きくなり、試合のときに自分に返ってきます。
トレーニングを簡単にしないことだ。もっと強くなるためにより困難にするべきだ。
ボクシング6階級制覇王者 マニー・パッキャオ
強いパンチを打つポイント6つ
強いパンチを打つためにはいくつかのポイントがあります。
最初から全部をマスターする必要はないのでひとつずつ習得してください。
強いパンチを打つポイント6つ
- 拳を正しく握る
- パンチは中指の拳骨を当てる
- 正しいフォームで打つ
- パンチに体重を乗せる
- インパクトの瞬間に腕を固める
- フォロースルー
順番に解説していきます。
拳を正しく握る
拳の握り方が間違っていると強いパンチは打てません。
なぜなら拳はパンチを打つ際に相手に触れる箇所だから。
その拳が間違った握り方をしていた場合、パンチの威力が相手に伝わりません。
というか怪我をして弱いパンチすら打てなくなります。
まずは正しい拳の握り方を覚えましょう。
正しい拳の握り方
- 指を軽く曲げます
- 指の付け根にあるプニプニした皮をつかむように握ります
- 親指で人差し指と中指にふたをします
ちなみに手首の角度は腕と一直線になるようにしましょう。
手首が曲がっているとパンチが当たったときの衝撃で手首を痛めます。
詳しくは『強いパンチを打つための正しい拳の握り方』のページで写真付きで解説しています。
パンチは中指の拳骨を当てる
パンチは中指の拳骨を当てるように打ちます。
中指の拳骨を当てる理由
- 怪我をしにくい
- パワーが伝わる
もっと詳しく知りたい人は『パンチは拳のどこを当てるのが正解?』で解説しています。
正しいフォームで打つ
正しいフォームとは全身のパワーを拳に伝えられるフォームのこと。
パンチ力が強い人は身体全体を使って打っているから強いパンチが打てるんです。
パンチ力を強くするための正しいフォーム
- 地面を蹴る
- 壁を作る
- 肩を回す
これだけだと伝わらないと思うので詳しくは『パンチ力を強くするための正しいフォーム』を見てください。
パンチに体重を乗せる
実際にやってみるとわかりますがフォームを形だけまねても強いパンチは打てません。
体重移動を使ってパンチに体重を乗せる必要があります。
体重移動とは「身体を足で押して移動させる」こと。
野球のピッチャーの動きを想像してもらうとイメージするとわかりやすいです。
体重移動ができると拳に自分の体重を乗せることができ、強いパンチが打てます。
詳しくは『強いパンチを打つために体重移動をマスターしよう』で解説しています。
インパクトの瞬間に腕を固める
インパクト、つまりパンチが相手に当たる瞬間に力を込めます。
ポイントは以下の通り。
- インパクトの瞬間に腕を棒のようにする
- パンチを当てる角度は90度にする
こうすることでパンチのエネルギーを逃さずに相手に伝えることができます。
詳しくは『強いパンチを打つためにはインパクトが重要』で解説しています。
フォロースルー
フォロースルーとはインパクトの後に最後まで振り切る動作のこと。
パンチが当たった後のフォロースルーができていないと相手を撃ち抜くような強いパンチは打てません。
拳ひとつ分が相手にめり込むように振り抜きます。
槍を突き刺すイメージ。
そして素早く引くことも忘れずに。
詳しくは『パンチ力アップの秘訣はフォロースルーにあり』で解説しています。
まとめ:強いパンチを打つポイント6つ
このページでは強いパンチを打つポイント6つについて解説しました。
強いパンチを打つポイント6つ
- 拳を正しく握る
- パンチは中指の拳骨を当てる
- 正しいフォームで打つ
- パンチに体重を乗せる
- インパクトの瞬間に腕を固める
- フォロースルー
これらを理解できたら後はひたすら反復練習をします。
いつの間にか間違ったやり方になっていることがあるのでこのページを読み返して基本を忘れないようにしてください。
この記事を読んで「パンチが強くなった」「試合に勝った」など少しでもあなたの力になれたなら幸いです。
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