「腕立て伏せをやったらパンチ力は強くなる?」
「パンチ力がアップする筋トレ方法が知りたい」
「相手を倒して試合に勝ちたい」
ただ漠然と腕立て伏せをしてもパンチ力はアップしません。
パンチを打つときに胸の筋肉がどう使われていているのかを理解した上で鍛えることが重要です。
元プロボクサーで少林寺拳法初段の僕が「パンチ力がアップする胸の筋トレ方法」について解説します。
みんながやっているからといって同じ筋トレをしても差はつきません。
正しい筋トレの知識を身につけてライバルに差をつけましょう。
強いパンチを打つのに胸の筋肉は必要か
僕の結論はストレートパンチにはそれほど必要ないがフック・アッパーには多いに必要である。
と思っています。
これは次に説明しますが胸の筋肉の役割に起因します。
SSCを利用することで胸の筋肉を使ったストレートパンチを打つ方法もあります。
SSC(stretch shortening cycle)
筋肉が一度伸ばされてから短縮することで大きな力を発揮できる運動動作のこと。
例)A:膝を曲げて静止した状態からジャンプ
B:立った状態から素早くしゃがみ込んで反動をつけてジャンプ
AよりもBのほうが高くジャンプできる
胸の筋肉の役割
胸の筋肉の主な役割は以下の4つ
- 腕を前に押す
- 腕を内側に閉じる
- 腕を前に上げる
- 横に上げた腕を下ろす
パンチの動作ではフック(腕を内側に閉じる)・アッパー(腕を前に上げる)で使われます。
ストレートのときに「腕を前に押す」動作をすると思われがちですが実際には肩が回ってから腕を伸ばすためどちらかというと身体の横に伸ばしています。
実際にパンチの動作をしながら各筋肉の使われ方を確認してもらうとイメージしやすいと思います。
何のためにどこを鍛えるのか意識して筋トレを行いましょう。
胸を鍛える筋トレ種目
胸を鍛えられる筋トレ種目を紹介していきます。
パンチ力を上げるのにおすすめの筋トレ
- 腕立て伏せ
- ベンチプレス
- ディップス
各種目ごとの詳しい説明をすると長くなってしまうのでここでは割愛します。
パンチ力を上げるには筋力アップが必要
このページでは強いパンチを打つのに欠かせないの胸の筋肉とそのトレーニング方法について紹介しました。
僕は現役時代、胸の筋トレは腕立て伏せくらいしかしていませんでした。
パンチ力はひたすらパンチを打っていれば鍛えられると思っていましたが、筋力を上げるという目的からすれば全く理にかなっていません。
確かに強いパンチを打つにはパンチを打つ練習は欠かせません。
ただし、それはあくまで技術の練習であって筋トレは別で行う必要があります。
この記事を読んだあなたは筋トレをしっかり行ってライバルに差をつけてください。
この記事を読んで「パンチが強くなった」「試合に勝った」など少しでもあなたの力になれたなら幸いです。
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