「パンチ力の強い弱いは何で決まるの?」
「体重が軽いと重い人には勝てないのかな」
「パンチ力は体重で変わるって聞いたけど本当?」
ボクシングが細かく階級を分けているのは体重によってパンチ力が変わってくるからです。
なぜパンチ力が違うと階級を分けるのかというと危険だから。
体重差(パンチ力の差)があると事故につながるため安全面を考慮して階級を細かく分けています。
元プロボクサーで少林寺拳法初段の僕が「パンチ力と体重の関係性」について解説します。
パンチ力と体重の関係性を知ることでより強いパンチを打つためのヒントとなるはずです。
体重が重いほうがパンチ力は強い
まず大前提として体重が重いほうがパンチ力は強いです。
ヘビー級とフライ級のボクサーがいたとします。
二人の体重差はこれだけあります。
100kg – 50kg = 50kg
倍の体重差があります。
パンチ力は” 体重 × 拳の速度 ”で決まるので拳の速度が同じであればパンチ力も倍の差があることになります。
こちらの動画が面白かったのでよかったら観てください。
この動画では単純にパンチ力だけを比べることはできませんが体重が重いほうが強い!というのはなんとなくわかるかと思います。
ここからは体重差による単純な重さ以外の要素について解説していきます。
筋肉量の差
筋肉が発揮できる力は断面積(太さ)に比例します。
体重が重ければ筋肉量も多いので大きな力を発揮できます。
つまりデカイほうが強いです。
地面との摩擦力
地面との摩擦力の差もあります。
摩擦力とは物体の動きに逆らうように働く力のこと。
パンチを打つ動作で言えばどんだけ踏ん張れるかだと思ってください。
例えばツルツルの氷の上でパンチを打ちます。
足がすべって強いパンチは打てませんよね。
これは摩擦力が低い状態です。
つまり摩擦力が高いほうがより強いパンチを打てるということです。
で、この摩擦力と体重がどう関係あるのかと言うと体重が重いほど強い摩擦力が生まれます。
体重100kgと50kgの人が押し合いっこをしたら100kgの人が勝ちます。
これは先ほどの体重や筋肉量も関係しますが摩擦力の差が関係しています。
体重を増やすには筋トレと食事
手っ取り早くパンチ力を上げるには体重を増やすこと。
と言っても脂肪を増やしても意味がないので筋肉を増やしましょう。
そのために必須なのが筋トレと食事。
このどちらかが欠けても筋肉は増えません。
下記の記事で詳しく解説しているので「 筋肉で体重を増やしたい 」という人は読んでみてください。
まとめ
この記事では「パンチ力と体重の関係性」について解説しました。
- 体重が2倍になればパンチ力も2倍になる
- 体重が重いと摩擦力が高くなり強いパンチが打てる
この記事を読んで「パンチが強くなった」「試合に勝った」など少しでもあなたの力になれたなら幸いです。
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