「強いパンチを打つには体重移動が大事って聞いたけどよくわからない」
「体重移動をマスターしてパンチ力を上げたい」
「パンチ力をアップして相手を倒したい」
体重移動ができないと正しいフォームでパンチを打っても強いパンチになりません。
強いパンチを打つには正しいフォーム+体重移動を使って拳に体重を乗せることが重要です。
元プロボクサーで少林寺拳法初段の僕が「強いパンチを打つための体重移動」について詳しく解説します。
体重移動と聞くと難しく感じるかもしれませんが体重移動自体はとても簡単です。
ただし体重移動を使って強いパンチを打つには反復練習が必要です。
練習方法も紹介しているのでこの記事を読み終わったら実際にやってみてください。
体重移動をマスターすればあなたのパンチ力をもう一段階上げることができますよ。
体重移動とは
“身体を足で押して移動させる”
これが体重移動です。
これだけだと分かりにくいので具体例を使って解説します。
ぜひ実際にやってみてください。
①まず左足を上げて右足だけで立ちます。
このときあなたの右足に全ての体重が乗っているはずです。
②次に右足で左方向にジャンプして左足だけで着地します。
このとき右足で身体を押して左に移動しましたね。
はい、これが体重移動です。
簡単ですね。
それでは次はパンチを打つ動きで説明していきます。
強いパンチを打つための体重移動
ここではオーソドックス(左足が前、右足が後ろ)に構えて右ストレートを打つ場合を例に解説していきます。
- まずは構えます。
- 次に右足で地面を蹴って身体を前に押します。
- 左足に体重が乗ります。
- そしてパンチを打ちます。
これが体重移動を使ったパンチの打ち方です。
体重移動の目的は大きなエネルギーを生み出すこと。
この体重移動で発生したエネルギーを腰で回転エネルギーに変えて拳へと伝えていきます。
この体重移動で発生したエネルギーを回転エネルギーに変換するには”壁を作る”というステップがあります。
詳しくは『パンチ力を強くするフォーム』で解説しています。
これは野球の投球フォームをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
極端にいうと投球フォームをコンパクトにしたのが右ストレートです。
体重移動の練習方法
体重移動を身につけるのにおすすめの練習方法を紹介します。
実際に僕はこれをやってからトレーナーにパンチ力が強くなったと言われるようになりました。
それはハンマーを使ったトレーニングです。
このハンマートレーニングは体重移動の練習はもちろんインパクトのコツをつかんだり、体幹の筋トレにもなるのでおすすめ。
ボクシング元2階級世界王者の畑山隆則さんもやっていたトレーニングです。
詳しいやり方は『効果を実感できたパンチ力が上がるハンマートレーニングのやり方』で解説しています。
まとめ:強いパンチを打つのに体重移動は必須
体重移動とは”身体を足で押して移動させる”こと。
強いパンチを打つためには右足で地面を蹴って左足に体重を乗せる。
これらを理解できたら後はひたすら反復練習をします。
一人で練習しているといつの間にか間違ったやり方になっていることがあります。
たまにこのページを読み返して基本を忘れないようにしてください。
この記事を読んで「パンチが強くなった」「試合に勝った」などあなたの力になれば幸いです。
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