「ウエイトトレーニングでパンチが強くなるの?」
「なんか筋肉がつきすぎてパンチが遅くなりそう」
「ウエイトトレーニングでつけた筋肉は使えないって聞いた」
まず” ウエイトトレーニングでつけた筋肉は使えない ”というのは大きな間違いです。
正しいやり方で行えば必ずあなたのパンチ力を上げることができます。
元プロボクサーで少林寺拳法初段、ウエイトトレーニング歴2年ほどの僕が「パンチ力を上げるためのウエイトトレーニング」について解説します。
ウエイトトレーニングは正しいやり方で行えば必ず成果がでます。
もしあなたがまだやっていないのならそれはもったいないです。
まだまだ強くなれる余地は残ってます。
ウエイトトレーニングを始めて倒せるパンチを手に入れましょう。
パンチ力を上げたいならウエイトトレーニング一択
格闘技の筋トレというと腕立て伏せや腹筋運動などの自重トレーニングをイメージしがちです。
ですがパンチ力をアップしたいならウエイトトレーニング一択です。
理由は最大筋力を伸ばすため。
パンチ力を上げるには最大筋力を鍛える必要があります。
最大筋力について詳しく知りたい方は『パンチ力を上げるには最大筋力を鍛える』の記事を読んでみてください。
そして最大筋力を高めるためには1〜4回ほど反復するのが限界の負荷で筋トレをします。
となると自重トレでは物足りません。
例えば腕立て伏せ。
4回で限界がきますか?
格闘技をやっている人でしたら少なくとも10〜20回くらいはできるはずです。
つまり重りを使わない自重トレーニングだと負荷が軽すぎて最大筋力を伸ばせないんです。
なるほどー。
でもウエイトトレーニングでつけた筋肉って使えるの?
もちろん使えます!
ウエイトでつけた筋肉が使えるわけ
まず前提として筋肉がついてパワーアップするのと、それをうまく使う能力は別物だと思ってください。
車で例えるなら筋肉はエンジン。
エンジンがパワーアップすれば速く走れる気がします。
でも実際にはタイヤの性能やドライバーのテクニックなど色々な要素が関わってきます。
つまりウエイトをやって筋肉をつけてもそれがそのままパフォーマンスに直結するわけではありません。
ウエイトでつけた筋肉が使えないのではなく、うまく使えていないだけです。
ウエイトをやってもスピードは落ちない
ウエイトトレーニングをやると余計な筋肉がついてスピードを落ちると思っている人もいるかと思います。
それは間違いです。
ウエイトトレーニングで筋肉がつけばむしろスピードは速くなります。
ここにA君とB君がいます。
A君はスクワットで100Kgを上げられます
B君はスクワットで200Kgを上げられます
この二人が同時に100Kgのスクワットをしたとき、どちらが速く上げられるでしょう?
答えはB君です。
A君にとっては限界ギリギリの重さですが、B君にとっては半分の力で上げられる重さですからね。
じゃあ、50Kgのスクワットだったらどちらが速いでしょう?
そして重りがなかったら?
答えはどっちもB君です。
もちろん先ほどの100Kgのスクワットほど差はありませんが。
ただし何でもかんでもウエイトトレーニングをすればいいわけではありません。
次は効率的にパンチ力を上げるのに最適な筋トレ種目を紹介していきます。
コンパウンド種目(多関節運動)をやる
コンパウンド種目(多関節運動)とは複数の筋肉と関節を同時に動かす運動動作のこと。
パンチ力アップを目指すならコンパウンド種目をやりましょう。
コンパウンド種目の特徴
- 同時に複数の筋肉を鍛えられる
- 高重量を扱いやすい
- 効率よく鍛えることができる
コンパウンド種目は1種目で複数の筋肉を鍛えることができます。
そのため大きな力を発揮でき高重量での筋トレが可能です。
最大筋力をアップするには持ってこいの種目です。
いろいろな部位を別々に鍛えなくてもいいので効率よく鍛えることができます。
筋トレはなるべく効率よく行い、空いた時間はパンチのフォーム練習などに使いましょう。
それでは具体的にパンチ力を上げるのにおすすめのコンパウンド種目を紹介していきます。
パンチ力を上げるのにおすすめのウエイトトレーニング
ここで紹介する種目をやっておけば全身を鍛えられます。
パンチ力を上げるのにおすすめのウエイトトレーニング
- ベンチプレス
- スクワット
- デッドリフト
- オーバーヘッドプレス
- パワークリーン
- 懸垂
- ディップス
各種目ごとの詳しい説明をすると長くなってしまうのでここでは割愛します。
ウエイトトレーニングで差をつける
このページではパンチ力を上げるのに欠かせないウエイトトレーニングについて紹介しました。
実を言うと僕は現役時代ウエイトトレーニングはほどんどしていませんでした。
理由は
- ウエイトトレーニングでつけた筋肉は使えなそう
- 無駄に筋肉がつくとスピードが落ちそう
という間違った知識を持っていたからです。
周りにウエイトトレーニングをやっている人もいなかったこともあって特に何も考えずにやっていませんでした。
周りがやっていないからこそ差をつけるチャンスだったのに。
当時ウエイトトレーニングをやっていたら結果は違っていたんじゃないかと後悔しています。
あなたは私のように後悔しないようしっかりとした知識を身につけてください。
この記事を読んで「パンチが強くなった」「試合に勝った」など少しでもあなたの力になれたなら幸いです。
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